<透明感のある水流>
9月でも真夏の暑さ、直射日光が水面を乱反射し、まるで海の様な様相を思わせる。
水面下には、躍動する川魚の群れ。
御影を追いかけて水中を覗き見ると、たくさんの個体が確認出来た。
<オイカワ地帯>
どんな魚なのか観察していると、どうもここはオイカワが殆どの様だ。
時々現れるのはムギツクが数匹単位でこちらを好奇心からか逃げもせず真正面からカメラを見つめる。
何とも面白い魚だ。
さてオイカワは、どこにでもいるのだけど虹をまとったまさに夏の雑魚で綺麗な体色をしている。
身近な川の人気の魚だろう。
オイカワの美しさを手軽に堪能するには捕まえてしまうのが早い。
この日はゴーグルをつけて潜って観察。
警戒心が強い上になかなかすばしっこい。
水がとでも綺麗だからまるで細長いイワシのような魚がちょろちょろと泳いでいるかの様だ。
【オイカワ地帯】https://youtu.be/PBZolL89D3Q?si=MLT4X0pOOY1DdLSR
<オイカワはコイ科の小魚>
これらがいわゆる雑魚とかジャミとか呼ばれるコイ科の小魚たちで、オイカワの他にカワムツやウグイ、タカハヤ、アブラハヤ、タモロコなどが挙げられる。
ただ、この渓流はどうやらオイカワ魚群地帯で、オイカワだらけなのも珍しい。
美しいのは婚姻色、太陽の下でオスは見事にレインボーカラーに変化して輝く。
そして、顔にはヨロイの様な突起物を纏う。
捕まえて楽しい、見て楽しい。
どこにでもいて、それでいて宝石のように輝くオイカワは外遊びの相手としては格好のターゲット。
子どもは勿論、大人にとっても川遊びに丁度良い。
<まとめ>
オイカワは食べられる、食べても結構美味しい。
旬は冬と言われるが、本種は雑食性で暖かい時期には藻類を食って内臓が青臭くなるためと言われる。
ただ、夏でも内臓をちゃんと取りのぞけばなかなか悪くない。
見て楽しむばかりでなく、自分で捕まえた魚を食べるという原体験を積むのにも適している。
特に塩焼きや唐揚げが美味しい。