<モクズガニを釣る>
先日、モクズガニ捕りに行って来た。
前回この河川に来た時に小物釣りを始めたら、早々にモクズガニが姿を現した。
小魚用のタックルで、タモ網も無い状況だった為、釣れそうだったのに岸に寄せられず、そのままハリスごと切れてしまった。
夕方くらいに現地の川に着き、川沿いでモロコやオイカワを釣りながら、カニの現れるのを待つ。
その後、現れたものの中々目の前にエサを寄せれ無い。
次第に日が暮れて暗くなりライトを照らしながら夜釣りに切り替える。
そして、ようやく口元にしっかり針が引っ掛かり、切れない様に、慎重に、手繰り寄せ、タモ網で掬い捕獲することが出来た。
<モクズガニの釣り方>
短い竿か竹の棒などに釣り糸を結び、その先に餌を付け、見えてるカニの前に垂らす、見釣りという方法がある。
ブラクリの針や以下テンヤの仕掛けを使っても良いし、別に何でも良いく、極端に言えば、針も必要なく餌を結べば良い。
ただ、エサをうまく沈ませるにはオモリが必要。餌は、軟らかいアジとかより魚のアラのかけらとかの方が餌を奪われないので有効。
エサがあまり大きいとカニの方が躊躇して逃げてしまう可能性があるので注意する。
見えているカニの前に垂らすと、すぐに反応し、掴んで来るし、カニが隠れてそうな岩の横とかに垂らすと這い出て来る。
<釣るコツは>
カニが十分に餌を掴む、もしくは加えるのを確認してからそーっとつり上げます。急にやるとすぐ放してしまうので慎重にする。
水面より上にあげると確実に手を放す為、そこから十分に浮いたところで、タモ網で掬い取る。
柄の長いタモ網があると良い。
<モクズガニその他の捕獲方法>
カニカゴを使う。
前日の夕方に市販のカニカゴに餌を入れて、水流がある程度あり、カニの通りそうなあたりに放り込んでおいて翌朝引き上げて捕獲する方法。
一晩待つのは大変だが、カニカゴをたくさん仕掛ければ、数は捕れる。
ただ、カニカゴがかさばるのが難点かも。
餌は、先に述べた通りサビキで釣ったアジや魚のアラなどでも良い。
鮎なども好むらしい。
うまく行けばひと晩で10匹くらい入る。
次にタモ網で掬う方法。
これが一番手っ取り早く、夜に懐中電灯で照らしながら川の近くにいるやつを豪快に掬う。
川の中まで入る人も居る。
<食べ方>
シンプルに塩湯でしてそのまま食べるべし。
茹でると立派な赤色になる。
モクズガニはなんと言ってもミソがおいしくて量が多いのが良い。
甲羅をパカッとはずして、そこに本体に残っているミソも全部、削ぎ取り、ポン酢を垂らしたら最高に美味しい。
<まとめ>
見釣りは、明るい時でも川面を眺めていると意外と石の下の方から爪だけ出したモクズガニが見つかり、それの前に糸に餌を付けたものをちらつかせて釣るので、一番ゲーム性があって楽しい。
モクズガニは、中華料理の高級食材である上海ガニとごく近縁の種のカニで、昔から川沿いに住む人々の間では食べられてきたカニだという。
モクズガニは川を下って汽水域で産卵する。
お腹側を見ればオスメスがわかるのは他のカニと一緒で三角の様な模様がオス、丸い模様がメス。
【モクズガニ】動画 https://youtu.be/uwUlMXA4KGs