<サンマに付着する赤い糸>
サンマに付く赤いの様な物の正体とは?
塩焼きにして食べることが多いサンマの塩焼き。食べているときに、内臓の辺りに赤い糸のような物が見えることがある。
この赤い糸は、何だろうか。
もし食べた場合、どうなるのか…
<加熱調理していれば問題なし>
専門団体によれば、この赤い糸は、ラジノリンクスと呼ばれる寄生虫で、サンマの内臓に付くことがある。
魚はエサを食べている時に、寄生虫などが体に付くことがあり、自然なことだという。
もしラジノリンクスが人間の体内に入った場合でも、他の寄生虫同様、しっかり加熱調理していれば、体内に入っても影響は無く、気にせず食べても大丈夫なのだ。
<事前に内蔵を取るべき?>
サンマを塩焼きにする時、事前に内臓を取り除くべきなのか、それとも、内臓を取り除かずにそのまま焼いて食べても問題ないのか。
内臓は脂がのっていて、サンマの中でも一番おいしい部位だから、出来れば、取り除かずに焼いて食べた方が良い。
内臓には、頭の働きを活発にすると言われるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)という栄養素が多く含まれている。
内臓の苦みが苦手な場合も、そのまま焼いて、食べる時に内臓だけ残しても良い。
<調理する時の注意点やコツ>
塩焼きの場合は問題ないのが、刺し身の場合はアニサキスに注意する必要がある。
アニサキス対策として、厚生労働省はマイナス20度で24時間以上冷凍することを推奨している。
サンマは、アルミホイルの上で焼くのがお薦め。
<まとめ>
調理後、アルミホイルをそのまま皿にのせれば、グリルや皿に汚れが付かず、掃除が楽で気軽に塩焼きを楽しめる。
そして食べ終わった後に残った骨などは、牛乳パックに入れて冷凍すると臭わない。