自然派まさべえ

隙間時間を大切にしています。自然散策が好きです。

「なんとも不思議な虫」




<自然散策>
先日、自然公園を散歩した。
春の目覚めで新緑や話に群がる昆虫にフォーカス。
やたらと髭の長い変わった虫を見つける。
とりあえず写真を撮って、あとで調べてみると、クロハネシロヒゲナガという昆虫だと分かった。
特段珍しい虫でもなく、結構あちこちで見かける虫のようだが…
その気になって周囲を探してみると、かなりいることが分かりはしたが、今まで全然気づかなかった。
<名前の由来>
チョウ目(鱗翅目)ヒゲナガガ科の一種だそうだ。
ヒゲナガ蛾、つまり蛾の一種。
因みに、このクロハネシロヒゲナガは最後の蛾の部分が省略されている。
命名するときに付け忘れたのか、それともガガと連なると言いにくい、あるいは発音上美しくない、等々の理由があったのか、よくわからない。
<不思議な蛾>
髭が長いので、飛翔にはかなり制約を受ける様子。
草に止まっている時に撮影したけど、飛んでいるときもほぼこれと同じ体勢で、体が立った状態でふわりふわりと飛んでいた、なんとも不思議な蛾。
でもなかなかじっとしてはいなかった。
機敏に動き回る訳ではないが、小さい上に常にフワフワヒラヒラしているので、被写体としてはかなりの難しい生き物だった。
<まとめ>
一見邪魔そうに見えるこの長い髭を、行動の制約を受けるというリスクをおかしてまで身につけたのも何か深い訳があるかも知れない。
この髭、メスは短くてオスは長いらしい。
一説によるとメスのホルモンを嗅ぎ分けるために長くなったのではないかとのこと。
進化の動機はやはり生殖にあると悟った。
【昆虫】動画 https://youtu.be/gEtPdjbw3eQ