<小さな益虫>
先日、会社の食堂に突如現れた直径1センチくらいの小さなクモ。
気になるので調べてみた。
直径1センチくらいのこのクモ、ハエトリグモの一種でアダンソンハエトリ蜘蛛と言う。
英語ではジャンピングスパイダー。
家の中にいる嫌な虫を食べてくれる益虫。
家の中で見かけるので家グモと呼ばれている。
日本でよく見かけ世界的に広く分布している。
<巣を持たないクモ>
蜘蛛と言えば巣を作るイメージ。
でも基本的に巣を作らずまるで家の中をパトロールでもするように動きまわる。
待つのではなく餌となる虫を探し回るタイプ。
つまり、狩りをする蜘蛛。
【動画】アダソンハエトリ https://youtu.be/tg6BD_NsnMw
<吐き出す糸は命綱>
例外は繫殖期のメスは卵を産む為に袋状の巣を作るがオスでも巣を作ることがある。
命綱として常に蜘蛛の糸を出しながら動く。
落ちてしってもぶら下がれるようにしいる。
徘徊するタイプならではの生態らしい。
捕食は消化液を餌に注入しドロドロに溶かして吸い取って食べる。
食べられた餌は中身の無い殻だけが残る。
消化に優れ排泄物があまり出ない。
これは、この蜘蛛に限らず蜘蛛全体の特徴。
容姿はオスとメスで色に違いがありオスは白と黒、メスは薄い茶色で見分けは簡単。
今回自分が発見したのはオス。
動体視力の凄いハエを捕食するアダンソンハエトリの飛びかかるスピードは更に速い。
ジャンピングスパイダーという名前はそのジャンプする様子から付いた。
なかなかカッコイイ。
<まとめ>
①基本的には巣を作らない
②命綱を常に出している生態
③餌を捕まえたら溶かして食べる
④オスメスで姿に違いがある
⑤ハエトリ蜘蛛は益虫
⑥ハンタータイプの蜘蛛
⑦ジャンピングスパイダーの異名持つ