<高血圧な動物>
地球で最も高血圧なのは、ズバリ「キリン」という驚愕の事実があるという。
上がおよそ250、下が200と異常なほど高い。
その訳は、ヒトと異なる環境に適応してきた動物たちの体には、ヒトとは異なる進化の形が刻まれており、エレガントで美しい仕組みもあれば、そんなことで大丈夫なのかと心配してしまうような大ざっぱな構造もある。
優劣があるわけではなく、どちらの進化にもそれぞれの味わいがあるそうだ。
<キリンと高血圧の深い関わり>
キリンは現在地球に生息するなかで最も高血圧な生き物として知られている。
その研究会のロゴマークに採用されてもいいのではないかと思うくらい、キリンと高血圧には深い関わりがあるのだそうだ。
キリンが高血圧な理由は、その長い首にあり、2メートルにもおよぶ長い首を天高く持ち上げているせいか、キリンの心臓は、遥か彼方、上空にある脳まで重力に逆らって血液を上昇させなくてはならない。
ほかのどの動物よりも高い血圧は、あのすさまじく長い首とともに進化してきたのだそうだ。
これまでの研究によると、キリンの血圧は上がおよそ250mmHg、下が200mmHgほどといわれている。
成人したヒトの正常な血圧が上120Hg未満、下80mmHg未満であることを考えると、キリンは異常なほどの高血圧となる。
でもしかし、キリンにとってはこの高い血圧が正常値であり、もしヒトの正常値と同じくらいの血圧になってしまったら、たちまち脳に血液が足りなくなり、立ちくらみを起こして倒れてしまうだろう。
<まとめ>
キリンは地球上で最も高血圧な動物である。
心臓から脳までは遠く離れているのだから、血圧が高いに違いない。