<むかごって何?>
ざっくり言うと、「むかご」は植物の部位の名称。
何故むかごが作られるかと言うと、その植物の生存戦略のためで、種と同じように、これら、むかごも地上に落ちるとそこから芽が出て来るという仕組み。
種は風に飛ばされやすい形状で、今いるところから遠くに運ばれて芽を出し、むかごは種芋的な役割で地面に落ちて芽を出ふ。
ただ、全部のむかごから発芽するわけではないらしい。
<むかご狩りの喜び>
10月とは思えない汗ばむほどの陽気。
そうは言いながらも、紅葉は着実に進んでいる。
山々は、黄味と赤味を強めていて、緑の鮮やかさも刻々と薄れつつある。
少し時期が早い気もするがそんな季節ならではの関心事がある。
そう、時間も手間も要らない、お手軽なむかご狩りをする楽しみ。
自分にはこれくらいの味覚狩りが丁度良い。
<まとめ>
自然散策をする山をゆっくり見渡すと、ひときわ黄色い葉の連なりが簡単に見つかる。
つまり、ヤマイモの葉で、その蔓にむかごがぶら下がっている。
棒で枝を揺らし、逆さの傘で受け止めると効率良く獲れるが、今回は手摘み。
ほとんどない蔓もあれば、鈴なりに生っている蔓もあり、これが面白いのだ。
そして、収穫した喜びを感じながら、獲れたむかごを炒めて塩を振って最高の酒肴となる。