<生態>
ウキペディアで調べてみると、食性は雑食で、採食方法などもハクセキレイに似るが、本種は水辺の環境に依存し畑など乾いた場所での採食行動はあまり見られない。
夜は近隣の森などに塒を取る。
繁殖形態は卵生。
通常は年1回繁殖するが、年2回繁殖することもある。川岸の植物や岩の下、崖地の陰などに枯草などを用いて椀状の巣を作り、3〜7月に4〜6の卵を産む。
抱卵期間は11-13日で、主に雌が抱卵する。
雛は14日ほどで巣立つ。
飛翔時に鳴き、地鳴きは「ジュビッ、ジュビッ」などでハクセキレイに似るが濁るところで判別できる。
さえずりも同様に少々濁って聞こえる。
<分布>
かつては、地理的に分離された日本列島、つまり、北海道、本州、四国、九州の固有種であったと考えられている。
近年、ハクセキレイ及びホオジロハクセキレイが日本へと分布を拡げる反面、セグロセキレイの分布域はハクセキレイに押されるように縮小しているらしい。
それを受けて日本野鳥の会が 1980年に全国調査を行い、その傾向が明確に記録されている。
一方、セグロセキレイも少数ではあるが朝鮮半島、台湾、中国へと渡りをするものが観察されており、又、ロシア沿海地方などでは繁殖も観察されている。
そのため飛翔能力などが劣るとは考えられていないが、本種は水辺の環境に強く依存しており、川原で過ごす時間がハクセキレイより明らかに長い。
<ハクセキレイとの関係>
ハクセキレイは畑などでも採食し、市街地の建築物などにも塒を取る様子がよく観察されるが、セグロセキレイは、都市化が進む環境に適応できずに、勢力を狭めているものと考えられているそうだ。
なお、ハクセキレイとは近縁種であるが、今のところ概ね交雑することなく棲み分けていると考えられている様だ。
<まとめ>
セグロセキレイの生息適地においてはハクセキレイよりも本種の方が強い傾向にあるが、離島などにおいてはハクセキレイの侵入により本種が姿を消した地域があるとも指摘されている。
私は、季節を気にせず川に行くのが好きで、その理由は、ガサガサや釣りをして、探石などもして川遊びを楽しむ。
そして、何かしら野鳥に出会えるのが嬉しい。
この日はセグロセキレイが現れ、セキレイの中でも珍しいので、なんだか運気アップの予感がして、勝手に喜ぶ次第であった。
【動画】https://youtube.com/shorts/vxTIJO69pzQ?feature=share