自然派まさべえ

隙間時間を大切にしています。自然散策が好きです。

「高神社」

<京都百景のひとつ>
高神社は、古くから多賀郷に住む人の信仰を集めて来た神社だという。
鎌倉時代の高神社文書には、社殿改築の時、猿楽が奉納されたとある。
これは日本で最初の猿楽に関する記録の1つ。凄い‼︎
京都府指定文化財の本殿は慶長9年(1604)の建立で桃山時代の絢爛豪華(けんらんごうか)な建築を今に伝えているそうだ。
高神社の社がひっそりと立っている鎮守の森は京都百景のひとつに選ばれている。

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本殿は桃山時代に建てられたもので府指定文化財。あでやかな装飾が施され、桃山時代の建築の風潮がくっきりと現れている。
 

<由緒>

当社の創建由緒にかかわって、当社参詣の栞を主に、式内社調査報告(1979)所載の高神社本源記(1652)によれば、欽明天皇元年(540綴喜郡菟手玉津岡の東嶽(位置不明)に神霊が降臨し、社宮を建て祀ったのが当社の始まりとなっている。

又、古代から中世にかけての綴喜郡多賀郷(村)を形成していた三郷(東村・久保村・谷村-現在の比定地不明)それぞれに、多賀明神之社、即ち東村宮(和銅4年)、久保村宮(聖武天皇神亀2年-725)谷村宮(神亀3年-726)を奉祀したとも言われている。

 

<社殿>

宮の前橋を渡ると、左に「式内 郷社 高神社」と刻した石標が立ち、長い石段の途中に鳥居が立つ。

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そして、石段を登り切った境内中央に、横長の拝殿(切妻造割拝殿 瓦葺)が、その奥の透塀に囲まれた神域内に本殿(三間社流造 檜皮葺 慶長9年1604建造 京都府指定文化財)が南面して鎮座している。

 

【動画】高神社 https://youtu.be/bWYw0ipeKYo

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末社

境内には末社14祠もある。

境内右手の末社殿には、中央、太神社(祭神天照大御神)の左右に計8祠…

右側→若宮八幡宮仁徳天皇)八皇子社(天穂日命)天忍  穂社(天忍穂耳命)恵比須社(事代主命) 

左側→春日社(天児屋根命)伏拝八幡宮仲哀天皇)粟島社(大己貴命愛宕社(火産霊命)が並んでいる。

他には…

本殿左手→稲荷社(宇賀御魂命)祈雨社(高龗神天水分神

右手→聖神社(不明)

境内右手→一ノ御前社(武速須佐男命,櫛稲田姫

末社殿の左横→誉田神社(応神天皇,神功皇后,玉依姫

 

<まとめ>

ホントに静かな所で鎌倉時代を感じさせる情緒溢れる

神社だった。

京都百景にも選ばれており、その鎮守の森へも行って

 

みると野鳥がさえずり、風の音を感じると、何か不思

 

議な力でも湧きそうなパワースポットだった。

 

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